ドリーム燃料とは水(H2O)と大気中の二酸化炭素(CO2)からつくられる人工石油の事です
日本人が世界で初めてドリーム燃料を作り出すことに成功しました
石油は日本で採掘されないため中東からの輸入に頼っている状況ですがドリーム燃料が日本で供給ができるようになると輸入に頼らず自給自足が出来るようになります
またドリーム燃料を作り出す装置が世界中で利用できるようになればいつでもどこでも石油を製造する事とができ私たちの暮らしを豊かにさせれくれることが期待できます
ドリーム燃料について詳しい内容はこちらの記事にも載せています
ドリーム燃料の開発には大阪市が関わっており実証実験を行っていると発表しています
これは2023年1月に大阪府が大阪商工会議所とともにドリーム燃料実用化へ向けた実証実験を行った内容についてあくまでも大阪府・大阪商工会議所はドリーム燃料実用化へ向けた実証実験を行うフィールドを提供しているという立場でその結果については公開されていません
実証実験の実施事業者であるサスティナブルエネルギー開発株式会社が窓口になっています
つまり大阪府はあくまでフィールドを提供しているという立場であって実際に大阪府が主体になって実験を行っているわけではないということになります
大阪府がこの実証実験を提供している実証事業推進チーム大阪とははどのような事業を行っているところなのか
実証事業チーム推進大阪とは?
実証事業推進チーム大阪とは、2025年の大阪・関西万博を見据えて民間企業や団体の実証実験を受け入れ、サポートできるフィールドを提供する推進事業です
この事業が大阪府・大阪市・大阪商工会議所がチームを組み2018年5月に設置されました
先端技術を活用した未来型の支援事業は再現性が高く求められることからそのフィールドの支援や提供さらに実用化へ向けて資金の援助なども行いビジネス化を推進しています
資金補助に関しては基本的に事業者が負担することになっているが必要に応じて大阪府の補助金や大阪府が連携するファウンドの紹介を受けることができます
以下は2018年に実証事業推進チーム大阪が発表している内容です
- ICT 技術を活用した地下河川構造物に対する点検手法の検証
- 「中之島チャレンジ」における移動ロボットの自動走行技術実証
- 超小型電動モビリティ用ワイヤレス充電システムに関する実証
- 水道使用量データを活用した「見守り・ヘルスケアサポート」の導入に向けた実証
- デジタルサイネージを使った集合的視線推定システムに関する実証
- 大阪上本町駅周辺でのデジタル地域通貨の実用化に向けた実証
- ドローンを用いた低層大気の気象観測に関する実証
- ドローンを用いた画像解析システムに関する実証
- 次世代型低速自動走行モビリティサービス「iino」の実証
2018年には9件の実証実験を行っています
いずれの実験も2,3日~1カ月程度で短期的な実証実験報告になっています
しかしその実証実験の結果については実証事業推進チーム大阪からは公開されていません
実証事業推進チーム大阪とは地域活性化として2025年の大阪・関西万博を見据えた推進事業として運営されているものと考えてよいでしょう
サスティナブルエネルギー開発株式会社とは?
この実証事業推進チーム大阪から2022年度の実証自実験報告として人口石油(合成燃料)を生成・活用する実験が行われました
ここには“ドリーム燃料”という言葉は使われておらず、人口石油(合成燃料)として扱われています
この実験主体はサスティナブルエネルギー開発株式会社(本社・仙台市青葉区)が担おり、この会社はエネルギー供給事業として環境資源問題に取り組む会社である
https://sustainable-energy.co.jp/#1 サスティナブルエネルギー開発株式会社HP
ドリーム燃料の生みの親である京都大学名誉教授の今中教授や共同研究に取り組んでいる大阪大学接合科学研究所の竹本先生は推進事業の共同研究者として実証実験に取り組んでいます
今中教授と竹本先生が発明したドリーム燃料製造装置は特許を取得しており、この装置を使ってサスティナブルエネルギー開発株式会社が人口石油の生成を行い、実証実験を行っていることがテレビ大阪で放送されました
ドリーム燃料が実用化されるのはいつなのか?
ドリーム燃料は生成するだけではなく生成後実用化できるかどうかが鍵となります
実証事業推進チーム大阪2022年の報告をみるとサスティナブルエネルギー開発株式会社は人口石油を使って発電機を稼働させ、電気自動車へ充電できることを実証し合成燃料よりも大気汚染物質が減少したと発表しています
この実証実験が継続して安定的に供給できることが証明されればドリーム燃料の実用化が本当に見えてくるかもしれません
2025年の大阪・関西万博では私たち人類史上の想像を超えた発見がみられるかもしれませんね
まとめ
- 実証事業推進チーム大阪は2025年の大阪万博に向けて企業や団体の支援をしている事業である
- 大阪府がドリーム燃料に関する実証実験を行っているわけではない
- ドリーム燃料についての問い合わせはサスティナブルエネルギー開発株式会社である
- サスティナブルエネルギー開発株式会社と今中教授は現在進行形で実用化へ向けて実証実験を行っている
- 2025年大阪万博でドリーム燃料の実用デモが見られるかも?!