ご家庭で圧力鍋を使うとき、使い方がイマイチ分からないという方も多いのではないでしょうか
圧力鍋って使ってみたいけど、使い方を間違えると危険そうだし上手く使いこなせるか不安だわ
家に圧力鍋はあるけどほとんど使わずどんな料理に使えばよいのか分からないよ
圧をかけながらの料理って危険を伴いそうと感じる方も多いと思います
圧力鍋は使い方さえ分かれば、料理も時間短縮でおいしく仕上げることができます
今回は、ご家庭で圧力鍋を使ってより美味しい料理が作れるよう、圧力鍋の使い方と圧力鍋を使ったおすすめ料理をご紹介します
圧力鍋を使うときのポイント!
まず、圧力鍋を使うときのポイントを3つご紹介します
圧力鍋を使うときのポイント!
- 蓋がしっかり閉まっているか確認する
- 食材が鍋の2/3以下に入っているか
- 圧力が抜けた状態で蓋を開けること
圧力鍋は名の通り、圧力をかけて調理する鍋です
通常の調理は加熱温度が100℃ですが、圧力をかけることで加熱温度が110~125℃くらいに高くなります
水は加熱すると沸騰して蒸気となります
圧力鍋で蒸気を逃がさないようにすると鍋内の圧力が高くなり、水の沸点が高くなるので温度が高くなります
圧力鍋の蓋のふちにはパッキンがついておりパッキンで密閉し圧を耐えるようになっています
圧が強すぎると蓋が飛んだりする危険性があるのである程度圧力が強くなった時点で蒸気を鍋から逃がす構造になっています
つまり、鍋の温度が125℃前後になるとそれ以上温度が上がらない仕組みになっているため高温の状態で調理が続けられるというわけです
なるほど、圧力以上の温度にはならないから安心なんだ!
このように圧力鍋は圧が上がりすぎるということがないため安心して使える鍋であることが分かりますね
それでは、圧力鍋を使うときのポイントを解説していきましょう
蓋がしっかり閉まっているか確認する
圧力鍋は鍋の中で圧力がかかり温度が100℃以上になる状態を保ちます
しっかり蓋が閉まっていないと空気が抜けて圧がかからず温度が上がりません
しっかり蓋がしまっていることを確認してから調理しましょう
圧力鍋の蓋は「カチャ」っと閉まる音が確認できればokです
食材が鍋の2/3以下に入っているか
圧力鍋で調理する際、食材を入れすぎると吹きこぼれの原因になります
吹きこぼれた場合すぐに蓋を開けることができないため鍋に入れる食材は鍋の2/3までにしましょう
圧力が抜けた状態で蓋を開けること
圧力鍋は圧がかかった状態で15分~30分程度火にかけます
火を止めてもすぐには圧は下がりません
圧力鍋内の温度が徐々に下がり圧が完全に抜けた状態で蓋を開けます
圧がかかった状態で蓋を開けると圧が強すぎて爆発する可能性があります
ペットボトルの炭酸飲料やシャンパンの蓋を開けるとき、ふってから開けると蓋が思い切り開き中身が出てくる事がありますよね
そのような現象が起こることがあります
しっかり圧が抜けているのを確認してから蓋をあけましょう
急いでいる場合は鍋ごと流水に当てたり氷水で冷やすと温度が下がり圧力が低くなります
一般的には圧力がかかった状態には蓋のところに圧がかかった印が出ます
圧力鍋の種類にもよりますので説明書を見ながら圧がかかった状態と圧が抜けた状態の違いをしっかり確認しておきましょう
圧力鍋は難しそうに見えて実は使い方さえ覚えておけば簡単な調理器具です
ご自宅に1台あるだけで料理が早く美味しく仕上がります
是非圧力鍋の使い方のポイントをマスターしてご家庭の料理を楽しく豊かなのもにしていきましょう
圧力鍋を使うときのポイント!
- 蓋がしっかり閉まっているか確認する
- 食材が鍋の2/3以下に入っているか
- 圧力が抜けた状態で蓋を開けること
圧力鍋ってポイント3つを守れば簡単に出来そうね!
でも、どんな料理に向くのかイマイチ分からないなぁ
圧力鍋が安全な調理器具だという事が分かったところで、次は圧力鍋はどんな料理に向くのかお教えします
圧力鍋に向く料理5選
- 根菜類の入った料理
- 豆を使った料理
- 筋のある肉や硬い肉料理
- 骨のある魚料理
- 骨のついた肉料理
根菜類の入った料理
カレー、シチュー、肉じゃが、煮物など普通の調理時間よりも短時間で味が染みこみ、柔らかく仕上がります
じゃがいも、にんじん、大根、たまねぎなどカレーやシチュー、肉じゃがによく使う食材は通常煮込む時間が40~50分間必要ですが圧力鍋を使うと、高圧で3分程度で火が通ります。
ルーはとろみをつける役割があるため、圧力鍋をかけた後に入れるのが最適です
時間がない時や忙しいときなど作り置きにおすすめです
豆を使った料理
大豆の煮物、ポークビーンズ、チリコンカン、甘煮など通常1時間程度煮込む料理ですが圧力鍋を使うと時短で簡単にできてしまいます
大豆の煮物や、あんこ、白インゲン豆など乾燥している豆は水につける時間も長く、煮る時間も長いです
乾燥している豆はまず水に3~5時間つけてから圧力鍋にかけるとより柔らかく仕上がります
通常煮るのに1時間かかる豆類ですが、圧力鍋なら高圧で5分で出来てしまいます
筋のある肉や硬い肉料理
牛すじ煮込みや、ビーフシチュー、角煮など硬い肉でも短時間で柔らかく仕上がります
牛肩、モモ、肩ロース、牛すじなど硬い部位の塊肉などは通常1時間以上煮込まなければやわらかく仕上がりませんが、圧力鍋を使うと20分でほろほろに柔らかい肉に仕上がります
骨のある魚料理
魚の煮物や甘露煮など骨まで柔らかく仕上がります
イワシやサンマ、サバなど頭と内臓を取り除けば、そのまま圧力鍋に入るだけで骨まで柔らかく仕上がります。サンマやサバを筒切りにしても缶詰のように柔らかい仕上がりになります
通常40~50分かかる魚の煮物ですが、圧力鍋だと20分弱で出来てしまいます
骨まで食べられるのでカルシウムも豊富で栄養価も高く無為なく料理ができます
骨のついた肉料理
スペアリブや、骨付き鶏、サムゲタンなど、骨の筋や鶏の皮まで柔らかくなり旨みが増して美味しく仕上がります
骨まで柔らかく仕上がるので、スープにもコクが増します
まとめ
圧力鍋を使うときのポイント!
- 蓋がしっかり閉まっているか確認する
- 食材が鍋の2/3以下に入っているか
- 圧力が抜けた状態で蓋を開けること
圧力鍋に向く料理は?
- 根菜類の入った料理
- 豆を使った料理
- 筋のある肉や硬い肉料理
- 骨のある魚料理
- 骨のついた肉料理
いかがでしたでしょうか
圧力鍋は簡単に使うことができてさらに、料理の時間短縮とおいしさも追求できます
圧力鍋を活用した料理を作ってみてください